12月の日歯連盟定例記者会見より

 
 


「日歯連盟の役割は,何より会員の生活を守ること」と主張する堤 直文会長.
日本歯科医師連盟は12月18日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において今年最後となる理事会(第14回)終了後の定例記者会見を開催した.会見では堤 直文会長が,次期参院選における支持政党については基本的に政権与党である民主党を支援していく方針を示した.しかし,依然として43都道府県の地方議会で自民党優位である現状は変わらないため,今後はより一層地方と意見の調整を図り,来年3月に開かれる評議員会までに全会員の意見が一致するよう論議していきたい,と語った.
 また,一部報道で「職域代表である石井みどり参院議員と日歯連盟の間に溝がある」という内容の記事が掲載された件についても,「そのようなことは決してない.ただ,新執行部になってから(多忙な任務の中)連携を図る場が少なかったことは事実」と述べ,今後は少なくとも毎月1回は話し合いの場を設け,さらに密接な関係を構築していきたい,とした.

日歯連盟規約・規則改正の検討委員会を設置
 次期参院選における候補者選考作業での混乱から規約・規則の見直しが検討されていたが,来年1月にも規約改正のための検討委員会を立ち上げることが決定した.これはあくまでも現行の規約に則った見直しを行うためのものであり,すでに機関決定している「次期参院選で職域代表を擁立しない」に対しては適用しない.来秋の評議員会には改正案を示したいとしている.

 その他,常任理事である川野敏樹氏(大阪府)と岡野祐三氏(埼玉県)の辞任に伴い,常任理事欠員補充として熊倉 学氏(栃木県)と杉山紀子氏(神奈川県)が指名され,挨拶を行った.

新しく常任理事に指名された 
熊倉 学氏(左),杉山紀子氏(右).

(2009.12.25)

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