厚生労働省から毎月公表されている「医療施設動態調査」によると，平成21年８月末における歯科診療所数は全国で68,053施設で，前月（平成21年７月）より−４施設，前年同期比では−24施設の減少となっている．
　都道府県ごとの歯科診療所数の推移を下表に示すが，平成21年７月末からの１カ月間で増加数が最も多かったのは神奈川の14施設であり，埼玉が６，茨城・栃木・新潟が各２と続いている．平成20年８月末からの１年間でみると，増加は埼玉の34施設をはじめ，神奈川22，兵庫16，茨城・広島が各13，岡山が12，減少は東京−58，大阪−26，宮城−15，秋田−14が目立った．
　参考までに「医療施設動態調査」における医科の医療機関数をみると，平成21年８月末における病院数は8,743施設（前月比−４施設・前年同期比−55施設），一般診療所数は99,531施設（同＋32・同−28），さらに一般診療所のうち，有床の診療所数は11,105施設（同−39・同−685），無床の診療所数は88,426施設（同＋71・同＋657）となっている．
　なお，去る11月26日に公表された「平成20年医療施設調査」（静態・動態調査）については，月刊『日本歯科評論』１月号（No,807号）に概況を掲載している．