6月の日歯連盟定例記者会見より

 


次期参院選比例代表候補者の擁立について堤会長(円内)は,「7月中には結論を出すべく全力を尽くしたい」との思いを述べた
 日本歯科医師連盟は6月26日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において定例記者会見を開催した.本会見では,かねてより注目を集めていた次期参院選比例代表候補者の選定について執行部から,6月24日に開かれた第4回選考委員会の結果,6名の候補者の中から該当者を選定するに至らなかったことが発表された.この件について堤 直文連盟会長は,「臨時評議員会において,会員に小異があろうとも大同団結して対応していくよう決意を述べたが,言葉が届いていなかった.誠に遺憾」と複雑な胸中を述べた.

次期参院選比例代表候補者 選定に至らず
 第4回選考委員会での投票結果は以下のとおりである.なお,選考委員1名が欠席のため,26名で審議された.
 第1回投票結果→高嶺明彦氏(9票),松井正剛氏(6票),島村 大氏(5票),白須賀貴樹氏(3票), 島田二郎氏(3票),松元一広氏(0票).第2回投票結果→高嶺明彦氏(10票),島村 大氏(10票),松井正剛氏(6票).第3回投票結果→高嶺明彦氏(15票),島村 大氏(10票) ※白票(1票).第4回投票結果→高嶺明彦氏 信任17票,不信任9票.
 第1回投票の結果,出席委員26名の3分の2以上の得票候補が不在のため,上位得票者である高嶺氏,松井氏,島村氏の3名を対象に第2回投票を行った(白須賀氏,島田氏の得票が同数であったが,4位以下の得票が同数の時はその2名または3名を除いて次回投票を行うという取り決めに基づき,両氏および得票のなかった松元氏の3名を除いて第2回投票を行った).この投票結果により,3分の2以上の得票に達する者が得られなかったため,上位得票者である高嶺氏,島村氏の2名を対象に第3回投票を行った.しかし,どちらも3分の2以上の票を得られなかったため,上位得票者である高嶺氏について信任投票を行った.その結果,高嶺氏が3分の2以上の信任に必要な18票を得られなかったため,該当者を選定するに至らなかったことを堤会長に報告した.
 この結果を受けて,執行部は7月2日に第5回選考委員会を開くことを決定.同委員会では,堤会長の一任により候補者が選定され,改めて信任投票が行われる予定である.

(2009.7.1)


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