4月の日歯・日歯連盟の定例記者会見より

 


大久保満男会長(円内)は,歯科大学・歯学部の入学者数定員割れについて「ある意味最悪の状態で需給対策ができてしまった」と危機感をあらわにした.
 日本歯科医師会は4月23日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において定例記者会見を開催した.冒頭の挨拶で大久保満男会長は,会長選挙の際,マニフェストに掲げた「歯科医療再生に向けての検討会」や国民に歯科医療の大切さを訴えるための「国民会議」をはじめとする「レセプトオンライン検討委員会」「次期診療報酬改定対策本部」「定款等改正臨時委員会」の設置が,同日の理事会において承認されたことを発表した.「歯科医療再生に向けての検討会」について大久保会長は「悠長なことはせず,中期的な視点をもち具体的にやれることから対応していきたい」とした.一方,多くの歯科大学・歯学部が定員割れしている状況については「危機的な事態である.今後は歯科大学との話し合いの場を設け,危機感を共有して対応していきたい」と述べた.

日歯レセコンの愛称名「レセック」に決定
 今年1月から2月にかけて募集を募っていた日歯レセコン「日本歯科医師会レセコンASPサービス」の愛称名は,応募総数158通の中から東京都・村上順二先生の「レセック」に決定した.

日歯連盟 7月までには参院選候補者を
 翌24日に行われた日歯連盟の定例記者会見では,今期2回目となる理事会で改めて次期参院選の比例代表候補者擁立について話し合われたことが
発表された.堤 直文連盟会長は,選挙規約規程にある「選考委員の3分2以上の賛成を得て答申する」の記述に関して,「規則改定の話もあるが,これは1つの大きな基準であるため変えるつもりはない.この基準をクリアできる推薦者または立候補者が出てくることを希望する」と述べた.
 また,5月13日に行われる臨時評議員会で候補者の擁立について承認が得られれば,その場で各地区に選考委員を決めてもらい,評議員会が終わり次
第,早急に第1回選考委員会を立ち上げる.7月末日までには候補者を決定する意向を示した.

(2009.5.7)


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