厚生労働省から毎月公表されている「医療施設動態調査」によると，平成20年10月末における歯科診療所数は全国で68,108施設で，前月比で32施設，前年同期比では265施設増加した．
■前年同期比では相変わらず三大都市圏で歯科診療所の増加が続く
都道府県ごとの歯科診療所数の推移を下表に示すが，平成20年９月末からの１カ月間で増加数が最も多かったのは埼玉の７施設であり，以下，神奈川と兵庫６，京都５などで施設数が増加している．平成19年10月末からの１年間では，大阪の61施設をはじめ，埼玉47，東京34，兵庫28，愛知27，千葉23，神奈川22などが施設増加数の多い都府県である．同じ１年間で施設数の減少が著しかったのは，北海道−14であった．なお，有床歯科診療所の全病床数は170床で前月から４施設の減少，前年同期比では５床の増加となっている．
■医科では病院と有床診療所が減少を続け，無床診療所の増加が続く
参考までに医科の医療機関数をみると，平成20年10月末における病院数は8,796施設（前月比＋１施設・前年同期比−57施設），一般診療所数は99,673施設（同＋95施設・同＋74施設），さらに一般診療所のうち，有床の診療所数は11,701施設（同−37施設・同−647施設），無床の診療所数は87,972施設（同＋132施設・同＋721施設）である．
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