東京都歯科医師会が新春懇談会を盛大に開催

 東京都歯科医師会(田中秀夫会長)は,去る1月13 日,東京千代田区・パレスホテルにおいて,「噛むことは健康の源」をテーマに恒例の新春懇談会を開催した.
 はじめに挨拶に立った田中会長は,「世界的な金融危機のあおりを受け,歯科界も正規に雇用している歯科衛生士,歯科技工士の確保が難しくなるなど崩壊寸前であり,質のよい歯科医療を提供することが困難になってきている」と歯科界が置かれている厳しい状況 について触れたうえで,「公益法人として歯科医療に必要な人材の育成やその優秀な人材の医療現場への提供に努めたい」と述べた.
また,20 年度の事業活動を振り返り,特に力を入れてきた在宅歯科医療について「いい事業展開ができたと思う」とし,「来年度はさらに事業を拡大したいと考えている」と力強く抱負を語るとともに,医師会や東京都など関係団体に対して協力を求め,まとめとして「今年も医療界が国民の幸せを担っていくことを認識して頑張っていきましょう」と参加者に呼びかけた.
  続いて,来賓の山口一久東京都副知事, 大久保満男日本歯科医師会会長,また都議会関係者から祝辞が述べられたが,行政・ 大学・歯科関係者が多数列席して情報交換をするなど,新春にふさわしい華やかで盛大な懇談会となった.
「国民から愛される医療界,そして国民の幸せを育む歯科医療界にならなければならない」と挨拶する田中会長.
参加者の和やかに談笑する(情報交換)姿があちこちでみられた(左).壇上に上がり挨拶をする執行部の面々(右).
(2009.1.21)


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