「第34回経済界大賞敢闘賞」をジーシーが受賞

 経済誌『経済界』を発行している(株)経済界は,去る1月13日,東京千代田区・帝国ホテルにおいて,今年で第34回を数える恒例の「経済界大賞」の表彰式ならびに祝賀パーティーを盛大に開催,以下の企業・個人に各賞の表彰状が贈られた.
 大賞:浅利慶太氏(劇団四季代表)
 特別賞:中村ブレイス(中村俊郎社長)
 敢闘賞:小田急電鉄(大須賀頼彦社長)
      東映(岡田裕介社長)
      オリエンタルランド(福島祥郎社長)
      ジーシー(中尾 眞社長)
      木下工務店(木下直哉CEO)
      リシャール・コラス氏(シャネル社長)
 この経済界大賞は,約500社の企業へのアンケートをもとに審査委員会で審査を重ねて大賞,特別賞,敢闘賞を決定しているものだが,特に今回は「厳しい経済環境に直面している中で,明るい気持ちと元気を与えてくれる企業を選んだ」とし,エンターテインメント産業を中心に,公共交通機関など,存在そのものが社会貢献している企業が受賞の栄に浴した.
 審査委員長の島田晴雄千葉商科大学学長は,ジーシーの敢闘賞授賞の理由について「品質へのこだわり」を第一に挙げ,TQM(総合的品質管理)で顕著な業績を挙げた企業や個人に授与されるデミング賞実施賞を歯科業界として初めて受賞するなど,継続した品質管理の向上に努めている点,また社内教育プログラムである「デンタルカレッジ」を設けて人材の育成に積極的に取り組んでいる点を高く評価した,と述べた.さらに「歯は健康の源であり,国民の健康にも大いに貢献している」とし,社会的な貢献度の高さについても称えた.
 受賞のスピーチをしたジーシーの中尾 眞社長は,「たいへん感激している」と喜びを語った上で,「歯科は日本の国民のみならず,世界中が最も願っている健康長寿社会に深く関わっている.臨床家,学会,国,そして産業界が連携を強化し,健康長寿社会の実現に向けてこれからも努力したいと考えている」と今後の抱負を語った.


今回の各賞受賞社(者).なお,大賞を受賞した浅利慶太氏(前列左から2人目)は,入場料の値下げなど画期的な取り組みで文化を広めた功績や教育問題にも熱心に取り組む姿勢が,審査委員から高く評価されたという.

受賞の喜びを語る中尾社長.

(2009.1.19)


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