8月27日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会において,10月からの歯科用貴金属価格が改定されることが決定した(下表中の1〜9の9種類について改定).
歯科用貴金属については,市場価格の変動に対応し,告示価格の±10%以上の変動があったものについて4月および10月に改定する,ということになっている.しかし,昨今の貴金属素材の価格変動には大きな波があり,医院の経営に少なからぬ影響を及ぼしていることから,総会において渡辺三雄委員(日本歯科医師会常務理事)より,現行の価格改定ルール(6カ月という期間,改定の基準となる±10%という変動率)を再考してほしいとの要望が出された.これに対し,保険者(支払い)側委員も同意し(中医協の)保険医療材料専門部会において検討することになった.
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