厚生労働省から毎月公表されている「医療施設動態調査」によると,平成20年4月末における歯科診療所数は全国で67,981施設で,前月比で53施設,前年同期比では335施設増加した.この1年間における毎月の増減数の平均は約+34施設であることから,現状では全国で68,000施設を超えているものと思われる. 都道府県ごとの歯科診療所数の推移を下表に示すが,本年3月末からの1カ月間で増加数が最も多かったのは,愛知の7施設であり,その他にも1〜4施設ほど増加している府県が多かった.前月から減少しているのは,福岡(−3施設),福島,東京,奈良,島根(以上−2施設),北海道,群馬,高知,長崎,鹿児島(以上−1施設)であった.
また,平成19年4月末からの1年間の増加数で見ると,大阪の53施設をはじめ,神奈川52施設,埼玉47施設,愛知39施設,千葉32施設,東京30施設など,相変わらず三大都市圏で増え続けている.1年間で減少数が多かったのは長崎−14施設,北海道−12施設であった.なお,歯科診療所の病床数は176床で,前月比では変化がなく,1年前に比べて9床の増加となっている.
参考までに医科の医療機関数をみると,平成20年4月末における病院数は8,815施設(前月比−17施設・前年同期比−79施設),一般診療所数は99,459施設(同+4施設・同+344施設)となっている.さらに一般診療所のうち,有床の一般診療所数は11,973施設(同−63施設・前年同期比−665施設),無床の一般診療所数は87,486施設(同+67施設・同+1,009施設)となっている.
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