東京都歯科医師会が記者会見を開催

 


9月の代議員会について田中秀夫会長(円内)は,「10項目以上にわたる定款改正についての議案を提出する」と大幅に定款を改正することを示唆した.

 東京都歯科医師会は6月5日,東京・市ヶ谷の新歯科医師会館において記者会見を開催し,レセプトオンライン化検討臨時委員会の設置や8020運動20周年記念事業などの内容について報告した.

2つの臨時委員会を設置
 東京都歯科医師会は5月8日の理事会で,「新公益法人制度検討臨時委員会」ならびに「レセプトオンライン化検討臨時委員会」を設置することを決めた.どちらも5月30日に第1回委員会を開催しており,それぞれの課題に対応すべく今後議論を進めていく.

故・鈴木滋夫氏合同葬儀
 元東京都歯科医師会会長である鈴木滋夫氏が,5月16日に逝去された.これを受けて東京都歯科医師会と台東区歯科医師会は,7月5日午後2時から合同葬儀を執り行う.場所は新歯科医師会館の1階大会議室.当日は,約400名以上の参列者を見込んでいる.

「8020運動」推進特別事業としてシンポジウムを開催
 今年は「8020運動」が20周年を迎えることから,全国各地で記念行事が行われているが,東京都歯科医師会でも11月29日に,「『8020運動』20周年記念事業シンポジウム」を開催する.場所は新歯科医師会館1階大会議室で,落語家の桂 小金治師匠が基調講演を行うほか,8020達成者を交えて座談会が開かれる(座長:石井拓男東京歯科大学千葉病院長).

摂食・嚥下評価専門研修を開催
 東京都歯科医師会では,在宅医療における摂食・嚥下障害への対応の困難さに加え,専門医師等が不足している現状に鑑み,摂食・嚥下評価専門研修を開催する(協力:東京都福祉保健局,東京都医師会).研修の目的は,内視鏡検査を含む摂食機能評価を行い,それに基づく摂食・嚥下障害に対する指導や訓練が指示でき,チームアプローチの核となる医師・歯科医師の育成を図ることにある.そのため参加者は,東京都医師会または東京都歯科医師会から推薦を受けた者に限られており(計30名),のちの当該地区の訪問診療の核となれる人たちが推薦されている.
 研修は,7回にわたる講義と3回の実習で構成されており,一部講義は公開されているが,すでに満員状態であるという.田中秀夫会長は「かなり充実した内容となっており,歯科医師の仕事の拡大に繋がるのでは」と,期待を膨らませていた.

施設基準のための研修会を2つ開催
 今回の改定で創設された「歯科外来診療環境体制加算」「在宅療養支援歯科診療所」について,その施設基準を満たすための研修会を,それぞれ開催する.田中会長は「今回の研修は東京社会保険事務局のお墨付きを得ている.受講すれば,ほぼ間違いなく届け出ができる」と述べ,会員の参加を広く呼びかけている.問い合わせ先は東京都歯科医師会事業第二課 保険係 Tel:03-3262-1149.


(2008.06.10)
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