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大久保満男会長(円内)は,今回の役員合宿について「大変有意義な議論ができた」との感想を述べた. |
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日本歯科医師会をはじめとする6団体(日本歯科医師連盟,日本歯科医学会,8020推進財団,日本学校歯科医会,日本歯科商工協会)は,これからの“あるべき歯科医療”“あるべき歯科保健”を討論するため,役員合宿勉強会を開催した.6月4・5日の二日間にわたって,東京・市ヶ谷の新歯科医師会館において行われ,計67名が参加して有意義な議論が行われたという.
これを受けて日歯は,合宿終了後に記者会見を開催し,以下のように報告した.
合宿内容 合宿は大きく2つのテーマに分けて行われ,1.あるべき歯科医療(保険外併用療養を中心に),2.あるべき歯科保健(口腔保健法(仮称)を中心に)について,それぞれ4つのチームごとにディスカッションが行われた.内容については報告書を作成中で,6月中には取りまとめを行い,日歯ホームページなどで会員に公開する.その後,日歯の政策決定などに報告書の内容が活かされていく.
また,村上恵一専務理事は「役員たちが25〜26時間にわたって同じ時間を過ごしたことで,6団体の連携が一層深まった」との感想を述べ,歯科関係組織の団結が高まったとの認識を示した.
保険外併用療養費制度を積極的に活用へ
“あるべき歯科医療”に関する議論内容について,「皆保険制度,出来高払いは堅持すべき」(大久保満男会長)と前置きした上で,近藤勝洪副会長は,自由診療を合法的な混合診療として行う方策として,保険外併用療養費制度を活用すべきとの意見が大勢を占めたことを明かした.
口腔保健法(仮称)はまず理念法での成立を目指す
“あるべき歯科保健”の議論内容について報告をした堤 直文副会長は,「まずは理念法としての歯科単独法の成立を目指す」と述べ,生涯にわたる歯科保健事業を担保する歯科の保健法をつくり,いずれは予算のともなった実行法へ移行していきたい考えを示した.大久保満男会長は「口腔保健法(仮称)については1年前から,自民党議員から策定を打診されている」とし,今回の報告書を石井みどり参議院議員を通じて,自民党にも提示する予定であることを説明した. |
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