厚生労働省から毎月公表されている「医療施設動態調査」によると,平成19年12月末における歯科診療所数は全国で67,879施設となり,前月比で10施設,前年同期比で438施設増加した.
都道府県ごとの歯科診療所数の推移を下表に示すが,平成19年11月末からの1カ月間で増加数が多かったのは,東京都と埼玉県の各6施設,京都府と愛媛県の各4施設であった.また,平成18年12月末からの1年間の増加数で見ると,神奈川県の51施設をはじめ,東京都47施設,大阪府45施設,埼玉県43施設,千葉県37施設,愛知県36施設などが増加の多い都府県である.なお,歯科診療所の病床数は165床で,1年前に比べて−2施設となっている.
参考までに医科の医療機関数をみると,平成19年12月末における病院数は8,844施設(前月比−7施設・前年同期比−76施設),一般診療所数は99,571施設(同−70施設・同+711施設)となっている.
このところ無床一般診療所の増加傾向,有床一般診療所の減少傾向が続いていたが,無床診療所の増加数が有床診療所の減少数を大きく上回ることが多いため,毎月の調査では一般診療所の全体数が増加していた.しかし19年12月では,有床診療所は12,213施設(前月比−75施設・前年同期比−598施設),無床診療所は87,358施設(同+10施設・同+1,309施設)と無床診療所の増加数が例月より少なかったため,一般診療所の全体数が前月比で減少する結果となった.
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