6月の日歯連盟定例記者会見より

 
 日本歯科医師連盟は6月15日,東京・市ヶ谷の新歯科医師会館において定例記者会見を開催した.挨拶のなかで永山一行会長は,間近に迫った参議院選挙について「逆風が吹いている.今が一番悪い状況」との認識を示し,社会保険庁の年金問題などについて「自民党は国民が納得する明確な政策を出してほしい」と訴えた.
 また,5月31日に全国都道府県・郡市区歯科医師連盟代表者連絡会議を,6月10日に全国歯科大学同窓会・校友会主催による石井みどり支援総決起大会が,それぞれ開催されたことについて「思いつくあらゆる手立ては行ってきた」と評価,今後も当選に向けて頑張っていきたいとの意気込みを見せた.



永山一行日歯連盟会長は参議院選挙に対して「臨戦態勢に入った」と語気を強め,各都道府県歯や各郡市区に対して「石井みどり氏が行かなくても,各地で集会などを開いてほしい」と必死のお願いをした.
 そのほか,記者と以下のような質疑応答が行われた.
Q. 石井みどり支援者名簿の集まりについて,「認識が甘かった」と永山会長が各地の講演会で発言されているが,どういった見通しが甘かったのか.
A. ほとんどの先生(70%ぐらい)から,すぐに提出していただけると思っていた.しかし,最初の集計で提出率は60%に達せず,現時点でも64.2%に留まっている.公示前まで(支援者名簿提出の)お願いをし,電話攻勢などで働きかけを強めていきたい.
Q. 票数はどの程度を目標としているか?
A. 6月8日に各都道府県に対して「実際,どの程度票を獲得できそうか」と質問したところ,支援者名簿の実数よりは“やや下回っている”が,当選を見込める数値は出ている.しかし,関東地区(特に東京,埼玉,神奈川)は数値が低いので,小集会や期日前投票のアナウンスなどを行っていく.
Q. 6月14日,自民党の歯科診療に関するプロジェクトチーム(井上信治主査)で,米山武義先生(静岡県開業)が口腔管理と介護予防,そして後期高齢者医療の展開について発表されたと聞いているが,議員の反応は?
A. 口腔ケアの効果に驚いている方々が多かった.後期高齢者医療制度のなかで歯科医療がいかに大事か理解していただけたようだ.


(2007.06.20)
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