納得! 歯科適応薬の相互作用
――歯科医療の安全のために


編/佐藤田鶴子(日本歯科大学生命歯学部教授)
  藤井 彰(日本大学松戸歯学部教授)


B5判・168ページ・2色刷り
定価(本体4,500円+税)
2008年1月発行
ISBN978-4-930881-82-3


内容紹介
 歯科臨床で薬を使用する場合,患者が服用中の薬と相互作用を引き起こす可能性があることは,常に考えておかなければなりません.高齢化が進む中にあって,多剤を服用している患者さんも多いことから,薬の相互作用に関する基本的な知識を備えておくことは重要です.
 本書は歯科適応薬と他科で処方されている薬との相互作用について,薬物動態に関する研究の進歩をふまえながら,わかりやすく解説しております.医科との対診や医療連携に備え,“より安全な歯科医療”を構築するために,ぜひお役立てください.





内容目次

[内容構成]

はじめに――薬の相互作用はなぜ起こるのか

l.抗菌薬

【歯科適応の抗菌薬一覧】
1.鉄製剤/非エステル型セフェム系抗菌薬「セフゾン®
2.痛風・高尿酸血症治療薬「プロベネシド」/ペニシリン系・セフェム系抗菌薬
3.抗てんかん薬「バルプロ酸ナトリウム」/ペネム系・カルバペネム系抗菌薬
4.マクロライド系抗菌薬との相互作用
5.片頭痛治療薬/マクロライド系抗菌薬
6.抗てんかん薬/マクロライド系抗菌薬
7.ベンゾジアゼピン系睡眠薬「トリアゾラム(ハルシオン®)」/マクロライド系抗菌薬
8.免疫抑制薬「タクロリムス水和物」/マクロライド系抗菌薬
9.ニューキノロン系抗菌薬と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の併用によるけいれん
10.制酸薬・消化性潰瘍薬/ニューキノロン系抗菌薬
11.抗凝血薬「ワルファリン」/抗菌薬
12.強心薬「ジギタリス製剤」/抗菌薬
13.抗不整脈薬「ジソピラミド」, 血糖降下薬(糖尿病薬 , インスリン)/抗菌薬
14.抗真菌薬「イトラコナゾール」/抗菌薬

ll.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
【歯科適応の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)一覧】
1.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用するとき
2.ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン®等)を使用するとき
3.抗凝血薬「ワルファリン」/非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
4.痛風・高尿酸血症治療薬「プロベネシド」/非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
5.抗リウマチ薬「メトトレキサート」/非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
6.ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)によるネフローゼ症候群

lll.局所麻酔薬その他
【歯科適応の局所麻酔薬等一覧】
1.循環器系疾患治療薬/歯科用局所麻酔薬
2.多剤服用と歯科用局所麻酔薬

lV.その他
1.対診と医療情報提供
2.院外処方箋の出し方について




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