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堤 直文会長(円内)は本年の政治活動を振り返り,「『租税特別措置法』の見直しなどについては,次年度の国会へ先送りとなったものの,『保険業法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律』が成立したこともあり,年を越すにあたっては一段落ついた」と述べた.
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日本歯科医師連盟は12月15日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において定例の記者会見を開催した.冒頭の挨拶で堤 直文会長は2010年を振り返り,「今年7月に行われた参院比例代表選挙では,候補者の選出が遅れたことなどから,選挙活動の準備期間が短くなってしまったが,結果として支援した西村まさみ氏が当選したことで,連盟活動を良い形で集約することができた」と述べた.会見ではそのほかに,最近までの時局対策や会員対策に関する取り組みが紹介された.
「日歯連盟のあるべき姿」報告書を作成
連盟活動の見直し,および組織強化を目的とした報告書の大筋がとりまとめられた.その内容には,政策提示団体としての大局的な存在意義や理念などのほか,「会員の経営基盤の安定」「国民への良質な歯科医療の提供」を柱とする,関係諸団体との確かな連携の構築,特に日本歯科医師会との役割分担での連盟の立ち位置が明確に示されているという.さらには,職域代表である石井みどり議員や準職域代表である西村まさみ議員を中心とした歯科系議員との関係強化や郡市区歯連盟との更なる連携の強化などについてもふれているという.
なお本報告書は,会員に対しては次回の理事会の協議を経て各都道府県歯連盟の広報などを通じ配布される予定.
電子媒体による会員限定の閲覧システムを検討
会員対策として,これまでに「未入会者」「既存会員」「元会員」それぞれに向けたリーフレットの作成などが検討されてきたが,会員対策委員会ではこのたび,電子媒体による会員限定の閲覧システムを作成する考えを示した.詳細については未定であるが,保険診療の術式や請求の解説などを収録したCDの配布,またはインターネット配信を通して閲覧できるようにすることを考えており,若手の未入会歯科医師を主要ターゲットとしている.
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