近北地区歯科医学大会・デンタルショー 盛大に開催

 
 

第62回近畿北陸地区歯科医学大会および「Dental Show 2010大阪」が,去る11月6・7の両日,マイドーム大阪において華々しく開催された.大阪での開催は6年ぶりで,大会テーマ「躍進する明日への歯科医療をもとめ」のもと,各地から詰めかけた多くの参加者で賑わった.
 大会セレモニーに先立って行われた特別講演1「環境問題から見た近未来」ではTV等でおなじみの中部大学教授・武田邦彦氏が独特の環境論で会場を盛り上げたが,「情報に振り回されず,事実を見て正しい理解を」という示唆は,情報・理論の交錯する歯科界にも通じるものといえる.一方,特別講演2「現代から未来への咬合治療――安全・安心の歯科医療のために――」では大阪歯科大学学長・川添堯彬先生が混沌とした咬合論の歴史から近未来展望を,特別講演3「歯周治療の近未来――その理論と臨床――」では大阪大学教授・村上伸也先生が歯科界に大きな希望をもたらす再生療法の展望などについて述べ,閉塞感を打破して開ける“近未来”への光明を指し示した.
 また,両日にわたって同会場で行われたデンタルショーは計1万人以上の来場者を集め,最新機器・情報にふれあう人々で盛況であった.



(2010.12.13)

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