統一地方選は各都道府県歯連盟の裁量を尊重(日歯連)

 
 


日本歯科医師連盟は11月19日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において理事会終了後の定例記者会見を開催した.冒頭の挨拶で堤 直文会長は会見前に行われた理事会での協議事項について触れ,日歯連盟における終身会員の扱いに関して「会員の年齢構成から今後の安定した組織運営のためのシミュレーションなどを行い,次期執行部でも引き続き検討してもらえるように現執行部で機構改革のたたき台を作成したい」と述べた.
 そのほか,会見では次年度の統一地方選に対する日歯連盟の意向が示された.それによると,各地域ごとに支持政党が異なることや,市町村規模では政党色を強く打ち出さない無所属の候補者などが多いことも考慮し,「あくまでも各都道府県歯連盟の裁量を尊重する」とした.
 また,過日成立した保険業法の改正法案や民主党の税制改正PTがとりまとめた要望項目に「歯科」と明記されたことなどについて「民主党の厚生労働部門会議や税制改正PTに,歯科医療の重要性をきちんと理解してもらえた結果」と述べ,日歯連盟の働きかけによる民主党との関係強化の成果であることを強調した.



(2010.12.03)

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