|
 |
|
学術大会一日目のA会場の演者.左から黒田昌彦先生,花田信弘先生,安田 登先生,小林明子先生.円内は筒井照子先生(左),山田好秋先生(右).学術大会は二会場に分けて行われ,B会場では同学会と姉妹提携を結んでいる韓国歯科アンチエイジング学会会長の金 鐘宇先生など,7先生による講演が行われた. |
|
 |
|
松尾 通会長より,アンチエイジングアワードを表彰される加山雄三氏.受賞にあたって同氏は「むし歯は一本もないので,いつかはこういった賞がもらえるのではないかと思っていた」と述べ,会場を沸かせた. |
日本アンチエイジング歯科学会(松尾 通会長)は4月17日・18日の両日,「よく噛んで人生百年計画――食とエイジング」(佐藤 孝大会長)をテーマに,千代田区の東京ステーションコンファレンスにおいて第5回記念学術大会を有意義に開催した.
学術大会一日目
一日目は筒井照子先生(福岡県)が「すこやかにエイジングしていただくために」と題して教育講演Iを行い,エイジングによる身体の衰えを,病的ではなく緩やかにエイジングさせるために歯科医師ができることについて講演した.また,特別講演Iでは山田好秋先生(新潟大学副学長)が「高齢者が求める歯科医療」とのテーマで,口腔領域が持つ摂食,呼吸,発話,感情の表出といったさまざまな機能を解説し,「これらを守ることが高齢者の幸せにつながる」と高齢化社会における歯科医療の重要性を述べた.
続いて桑原 栄先生(実行委員長)を座長にシンポジウムI「歯からはじめよう! アンチエイジング」が行われ,黒田昌彦先生(東京都),花田信弘先生(鶴見大学歯学部教授),安田 登先生(東京都),小林明子先生(東京都)が,それぞれアンチエイジングにおける歯科の役割を講演した.
加山雄三氏がアンチエイジングアワードを受賞 その後,会場を帝国ホテルに移して「アンチエイジングアワード2010授賞式」が盛大に開催された.同アワードは,(1)歯科的に健康であり,(2)心身共に美しく健康的に年齢を重ねていること,(3)広く国民に好感を持たれていること,を基準に選考される.第4回となる今回は,芸能生活50周年を迎えながらも音楽や油絵など多岐にわたって精力的に活躍されている加山雄三氏が受賞した.
学術大会二日目 二日目は市民公開講座を中心に,シンポジウムII「よく噛んで人生百年――食とエイジング」(南雲吉則先生/ナグモクリニック院長,田沼敦子先生/千葉県,石上惠一先生/東京歯科大学教授),教育講演II「酸化ストレスとエイジング」(李 昌一先生/神奈川歯科大学教授),特別講演II「動的平衡」(福岡伸一先生/青山学院大学教授),そのほかテーブルクリニックや会員発表など各種企画が目白押しであった.
なお,来年の第6回学術大会は北海道で開催される予定. |
|
|
|