診療報酬改定につき中医協が答申

 
 改定期を迎えた平成22年度の社会保険診療報酬につき,中医協は2月12日に開催した総会において最終の審議を行い,直ちに答申した.全体として10年振りのプラス改定となったが,歯科については2.09%のアップ.歯科の初診料は218点,再診料は42点(地域歯科診療支援病院歯科再診料は69点)に,また局所麻酔は21年振りに改定された.主要改定項目は以下に示すとおりだが,右に示されている「改定案」の「案」が取れ,この点数が改定された新点数となる.なお,「在宅歯科医療および障害者歯科医療の実施状況」と「義歯修理の実施状況,義歯に関する患者満足度の状況および歯科技工士の雇用状況」については,改定後において調査・検証が行われることとなる.さらに,歯科用貴金属の市場価格変動に対する随時改定については,従来,上下10%超に適用していたが,以後は上下5%超の場合に適用されることとなる.


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(2010.02.12)

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