歯科プラス2.09%の改定率を受けて日歯が緊急記者会見

 
 


歯科プラス2.09%の改定率を受けて緊急記者会見を開催した日本歯科医師会.大久保満男会長は「国民の健康を守るという使命を実現できる診療報酬となるよう,今後政策提言をしていきたい」と,意気込みを語った.
政府が12月23日,平成22年度診療報酬改定率を全体でプラス0.19%(図)に決定したことを受けて,日本歯科医師会は24日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において緊急記者会見を開催した.
 歯科がプラス2.09%の改定率となったことに対して大久保満男会長は,「歯科医療再生の大きなきっかけとなる」と評価した.また,医科のプラス1.74%よりも高い改定率になったことについては,与党三党の予算重点要望に「生活の医療である歯科医療についいても,診療報酬の引き上げを行う」と明記されており,「われわれの主張をよく理解していただけた結果」と述べた.
 なお,17日の定例記者会見で要望していたプラス6.99%の改定率に届かなかったことについては「厳しい財政状況の中で満額回答になるとは思っていない」とし,理解を示した.

図 平成22年度の診療報酬改定率.大久保満男会長は「80点」(100満点中)と高評価した.



(2009.12.25)

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