診療報酬改定に関する“中医協意見”取りまとめ不調!

 
 平成22年度の診療報酬改定に関し“中医協としての意見”を取りまとめて政府に提出する予定でいたが,11月25日に提出された「支払側の基本的考え」と「診療側の意見」を基に公益側で作成した「平成22年度診療報酬改定について」(案)は12月9日に開催された第156回総会においても双方の折り合いがつかず,今改定においては政府に対する中医協としての意見提出を見合わせることとした.
 既報(12月4日)のとおり,12月4日に開かれた第155回総会で示された公益委員作成案に対し,診療側から「医療費の底上げが必要である」の文言を挿入すべきとの意見があり,調整を試みたものである.第156回総会では診療側から別記意見が提出され,議論したが整わず,公益委員による双方への個別折衝も,不調に終わった.




(2009.12.9)

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