薬価と保険医療材料価格調査から

 
 12月2日に中医協総会(第154回)が開催され,先に実施した「薬価調査及び特定保険医療材料価格調査」の速報値が発表された.これは保険適用されている医薬品と保険材料につき,実販売価格の実状を把握するための調査である.
(1) 医薬品価格調査(薬価本調査)において,平均乖離率は約8.4%だった.これは9月取引分について,販売サイドから10月26日までに報告があったものの集計結果である.なお,19年調査は6.9%,17年調査は8%の乖離となっている.
(2) 特定保険医療材料価格調査(材料価格本調査)においては,平均乖離率は約7.0%だった.これは平成21年5〜9月取引分(ただし,ダイアライザー,フィルム,歯科材料,保険薬局調査分については9月取引分のみ)について,販売サイドから11月13日までに報告があったものの集計結果である.




(2009.12.3)

>>> 戻る