東京デンタルショー2009 盛況裏に開催

 


2日間で延べ18,467人(歯科医師6,558人,歯科技工士1,858人,歯科衛生士3,179人,歯科助手681人等)の来場者があり,会場は終日多くの人で賑わった.
 去る11 月7日(土)・8日(日)の2日間,江東区有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)西1・2ホールにおいて,東京デンタルショー2009が多くの来場者を集めて賑々しく開催された.
 通算14回目となる今回は「口腔から全身の健康を科学する」をテーマに,過去最多となる205 社(1,191 小間)が出展し,“歯科医療の発展をめざす企業とユーザーを繋ぐ綜合展示会” の名にふさわしく,CT や患者コミュニケーションツールなど,最新の製品・技術が数多く紹介された.さらに,企業や団体主催による生涯研修セミナーも24プログラムが用意され,訪問診療,総義歯製作,インプラントなどの歯科医師向けの内容から,歯周メインテナンス,CAD/CAM システムなど歯科衛生士・歯科技工士向けのものまでと多彩で,多くの聴衆を集めていた.
 1日目の7日(土)には,「知っておきたいお口の話―食べる楽しみ,いつまでも 若さを保てる口腔ケア―」をテーマとした平成21年度都民向け講演会(東京都歯科医師会主催)が同施設内の国際会議場において開催された.講演は「生きがいを支える歯科保健・医療」と題した大久保満男日歯会長の基調講演からスタートし,知覚過敏とその予防(田上順次東医歯大教授),アンチエイジングと歯科(斎藤一郎鶴見大教授),義歯の扱い方(濱田泰三東北大教授)などについて,都民向けにやさしく,かつ丁寧な解説が行われた.最後に女優の前田美波里さんを迎えて大久保日歯会長,浅野東京都歯会長とともにトークショーが行われ,前田さんが日常行っている口腔のケアを話題に,ブラッシング法,望まれる食習慣などが自然に参加者の耳に届いていた.



(2009.11.13)

>>> 戻る