歯科撤去金属を社会貢献活動へ! 日本財団の事業に1,000歯科医院が参加

 
 10月21日,日本財団(笹川陽平会長)は東京都港区・日本財団ビルにおいて記者懇談会を開催し,今年度の主な事業報告や下半期に開始予定の事業について発表を行った.
 内容は,
1.【CANPAN】CSR活動レイティングの公開発表
2.【福祉】里親家庭の居住空間整備
3.【寄付】寄付プロジェクト(歯科撤去金属寄付事業ほか)
4.【国際】立命館アジア太平洋大学にヤングリーダー奨学基金設置
5.【国際】現代日本理解促進のための英文図書100冊寄贈
6.【海洋】『北極海季報』の創刊
であるが,この中の3は,既報(5月12日)のとおり,日歯と日本財団のタイアップで行われている寄付プロジェクト(TOOTH FAIRYプロジェクト)で,歯科医院から回収された歯科撤去金属をリサイクルし社会貢献活動に活用していくものである.今年6月から募集が開始されており,10月20日時点での参加医院数は1,001医院(県別一覧は下記に示す),回収金属量は86件(約35.6kg)に及ぶ.毎年12月を回収強化月間とし,今後はさらなる回収率の向上に努めていくという.

笹川陽平会長は、金属の回収率について「順調な滑り出しである.2年を目途に換金していきたい」と語った.
(2009.10.26)


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