民主党との接点を求めて始動する日歯と連盟

 


 日歯ならびに日歯連盟は,民主党に政権移行が成されてから大久保満男日歯会長が至るところで発言しているように民主党との関係構築を目指しているが,9月30日,民主党所属の会員歯科医師議員との初会合を持つとともに長妻 昭厚生労働大臣を表敬訪問した.

民主党議員の会員歯科医師と初会合
 東京・市ヶ谷の歯科医師会館において9月30日,民主党所属で会員歯科医師の議員と初会合(懇談会)が行われた.出席した議員は,島田智哉子参議院議員,大久保潔重参議院議員,川口 浩衆議院議員,水野智彦衆議院議員.日歯からは大久保会長をはじめ3副会長,専務理事らが出席し,連盟からは堤 直文会長と2副会長,理事長・副理事長が出席した.
 会合では大久保日歯会長が「歯科医療の現状と今後の展望」と題して講演(報告)を行い,続いて懸案事項について協議が行われた.議題として挙がったのは,(1)次期診療報酬改定(初・再診料等),(2)平成22年度制度および予算等に関する要望,(3)平成22年度税制改正に関する要望,(4)レセプトオンラインであり,現況説明ならびに要望が行われた.

長妻厚労大臣を表敬訪問
 同日午後,大久保日歯会長と堤 直文連盟会長らで厚労大臣室を訪ね,長妻厚労大臣ならびに副大臣,政務官と懇談した.このなかで日歯からはインフルエンザ対策として,歯科医師は感染リスクが高いためワクチンの優先投与を要請するとともに,口腔ケアがインフルエンザ対策に有効であることについての研究に着手するので,同研究への助成を要請した.これに対して長妻大臣は,興味を示したという.また,診療報酬改定についても国民の健康を守るためプラス改定を要望した.

(2009.10.2)

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