TPP,消費税,診療報酬改定について,ざっくばらんな討論が繰り広げられた.会場からは「国民医療費に占める歯科の割合が7%となり,会員は非常に困っている.どう考えているのか?」などの厳しい質問も出された.これに対し,「医科の医療費の伸び率は自然増が多く,新技術・新素材の開発に力を入れ,市場を拡大している.歯科も学会や企業の力を借りながら新技術・新素材の開発に努めていきたい」(大久保満男氏,石井みどり氏など)との考えを示した.加えて,外来,在宅を含めて高齢者の歯科医療を伸ばす必要があり,エビデンスに基づく歯科医療の確保を実現していく方向性も示唆された.
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