日歯連盟が“参院選を総括”
(第120回臨時評議員会)

 

髙木幹正会長(円内左)は,「次期診療報酬改定,税制改正など,課題は山積している.1つでも2つでも結果を出せるように,歯科界の環境改善のために努力してまいりたい」とした.石井みどり議員(円内中央)は,「全国の先生方の期待の大きさを痛いほど感じている.参議院・厚生労働委員長に就任したが,どこまでいっても職域代表であることに変わりはない.先生方の実利となるための働きをしなければならない」と,そして西村まさみ議員(円内右)は,「歯科医療がどうしたら国民の健康に通じるのか,具体的な案を示しつつ,国会で質問をさせていだだきたい」と述べた.

 日本歯科医師連盟は9月20日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において第120回臨時評議員会を開催した.開会直後の挨拶で髙木幹正会長は,会員による参議院選挙への取り組みに対し深く感謝した上で,日歯と共同で平成26年度制度・予算,税制改正,社会保障(70〜74歳の「窓口負担1割」の特例措置の延長等)に関する「要望書」を政府に提出していきたい,との意向を示した.
 続いて大久保満男日本歯科医師会会長,白須賀貴樹・新原秀人両衆院議員,関口昌一・島村 大両参院議員がそれぞれ来賓挨拶を,石井みどり・西村まさみ両参院議員が国会報告を行った後に,「前評議員会議長・副議長,前役員への感謝状の贈呈」が行われた.次いで,会務報告,会計報告,その他の順に各報告がなされ,議案審議に入り,平成25年度一般会計収支第2次補正予算,顧問の委嘱など,計5議案が上程されたが,執行部提案どおりすべて可決された.

 「協議」では先の参議院選挙の結果について総括がなされたが,“電話作戦の効果は大きかった”などの積極的な評価とともに,この結果を会員拡大に結びつけていく必要があるとの課題等,多岐にわたる質疑応答が行われた(なお,今回の臨時評議員会では「事前質問」はなかった).
 選挙総括の詳細については,すでに各都道府県歯連盟にアンケートを実施しているが,これを回収した上で後日改めて行う予定とのことである.


(2013.09.27)

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