次期参院選,組織代表に石井みどり氏の擁立を機関決定

 

協議では,多極化する昨今の政局を踏まえ,各候補者の選挙支援に対する基準見直しについても質問・言及がなされた.民主党から減税日本へ移る意向を示した水野智彦議員や,維新の会など,今後さらに複雑な状況が予想されるが,髙木会長は「規則では,会員であれば国政・地方選挙を問わず一定のルールの下で支援をしていく」と前置きしつつも,「大切なのはわれわれの理念や政策との整合性である」と説明.併せて村田憙信副理事長は「当選可能性なども吟味したうえで支援については判断する必要がある」と補足し,当選の見込みが低いと予想される候補者に対しては,支援金等も応じて厳しい評価になる可能性を示唆した.

 日本歯科医師連盟は10月31日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において第117回臨時評議員会を開催し,次期参院選に日歯連盟推薦の組織代表候補者として,石井みどり氏(自民党現職)を正式に擁立することを機関決定した.
 議案審議では,次期参院選対応や平成24年度補正予算案など計4議案が上程されたが,すべて執行部提案どおり可決・確定された.第1号議案「次期参議院比例代表選挙の日歯連盟推薦候補者決定について」は,同月18日の候補者選考委員会による答申,ならびに翌19日の理事会での承認を経たものである.右写真のとおり満場一致で組織代表候補者に選出された同氏は,挨拶のなかで「若者が夢と希望,歯科医師としての矜持と責任を持って職務を全うできるよう,立法・政策に全身全霊を懸けていきたい」と語り,厳しい政局においても国民のための歯科医療政策実現に向けて,引き続き尽力していく意欲を示した.
 今後の選挙体制としては,連盟理事会と石井みどり中央後援会という2つの政治団体を統合して“総合戦略会議”を開設し,選挙活動を展開していく予定である.また,石井氏本人の事務所と総合戦略室(事務局)との密な連携が求められることから,協議では専任スタッフ育成の必要性なども要望された.
(2012.11.07)

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