東京都歯科医師会が第179回臨時代議員会を開催

 
 

挨拶を述べる浅野紀元東京都歯科医師会会長.

東京都歯科医師会(浅野紀元会長)は,7月5日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において第179回臨時代議員会を開催した.
 挨拶の中で浅野会長は,「歯科医師会の未来のためにも,ひいては広く都民のためにも,公益社団法人移行認定は避けて通れない課題」と述べ,議場の代議員にむけて積極的な審議を呼びかけた.
 スムーズな議事進行のもと,公益社団法人への移行認定申請にむけて必要となる定款および各種規則の改正等・10議案(下記①〜⑩)すべてを賛成多数で可決した.

① 東京都清瀬市歯科医師会の社団法人東京都歯科医師会支部の解消(解散)
② 公益社団法人移行認定申請に必要な社団法人東京都歯科医師会定款の改正
③ 同 定款施行規則の改正
④ 同 役員の報酬等及び費用に関する規則の制定
⑤ 同 選挙規則の改正
⑥ 公益社団法人移行認定申請に伴う社団法人東京都歯科医師会委員会等規則の制定
⑦ 同 殊遇規則の制定
⑧ 公益社団法人移行認定申請に伴う東京都歯科医師会歯科医師青色申告会連合会規則の廃止
⑨ 歯科医師会の承認(一般社団法人東京都文京区小石川歯科医師会,同 新宿区四谷牛込歯科医師会,同 東大和市歯科医師会)
⑩ 社団法人日本歯科医師会選挙人の選出

 なお10号議案については,平成17年より「選挙制度検討臨時委員会」を設置し,日歯の選挙人をどのような基準で選ぶことが望ましいのか,さまざまな角度から検討を行い議論を重ねてきたが,“どの方法を選択しても,立場によって多少の不満が生ずることは避けられない”とし,会員間の公平性が担保できることなどから,結果としては従来どおりの「出身校別会員数に応じて選出する方法」が執行部提案となり,これが可決した.

 協議事項としては,第178回代議員会において出された緊急動議について議論がなされた.東日本大震災で被災した福島県の会員を特例として“移籍会員”として認めてほしいとの内容であったが,その後の調査では福島県に籍を置いたまま東京都歯科医師会に入会するという話であった.そのため正確には“移籍会員”ではなく新入会員としての取り扱いになり,これを特例として認めてしまうと“あれもこれも”という具合に収集がつかなくなる恐れがあるため,あくまでも規則に則って対応する方向となった.

(2012.07.12)

>>> 戻る