第22回日本歯科医学会総会に向けて参加登録の受付開始
第22回総会は,大阪国際会議場(グランキューブ大阪)とインテックス大阪の2カ所で開催され,期間中は日本デンタルショー2012も併催されるが,両会場はシャトルバスの運行によって効率的な行き来が可能となる.また,開会講演には山中伸弥教授(京都大学iPS細胞研究所所長)を招くなど,歯科医療の新たな可能性を模索する特色ある演題が多数予定されている.
4月10日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において,本年11月9日〜11日の3日間にわたって大阪で開催される第22回日本歯科医学会総会に関し,準備委員会(主幹校:大阪歯科大学)による記者会見が行われた.
平成3年の第17回総会以降,大阪では実に21年ぶりの開催となる第22回総会は,伝統芸能の文楽人形をシンボルに「お口の健康 全身元気――各世代の最新歯科医療――」のテーマのもと,各種講演やシンポジウム,テーブルクリニック,ポスターセッションなどから歯科医療の重要性を遍く社会へ発信することを目指す.挨拶の中で川添堯彬会頭(大阪歯科大学理事長・学長)は,歯科はそのほとんどが個人開業であることから“開業医目線”を1つの目標に掲げ,地元歯科医師会(大阪府歯科医師会・近畿北陸地区歯科医師会)や府県のバックアップを受けながら,臨床現場からの“生の声”を積極的に取り入れていく姿勢を明らかにした.このたび初の試みとなる「分科会プログラム」もその一環で,今回は23の専門・認定分科会が共同で主体となり,総会と連携しながら独自に学術プログラムを運営していく.さらに,今総会を「学術研鑽の場だけに留まらず国民に歯科医療をアピールするための絶好の機会」と位置づけ,日本糖尿病学会や日本歯科衛生士会の協賛を得て,“市民参加型”の公開フォーラムや講座等のイベントも盛り上げたい,としている.
第22回日本歯科医学会総会の事前登録受付期間は平成24年4月2日〜9月3日,総会ホームページ(
http://www.jads.jp/22ndGM/
)からの申し込みも可能となっているので,ぜひご参照いただきたい.
(2012.04.12)
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