カボジャパンが東京・大阪に新ショールームを開設 営業サービス体制強化に着手

 
 

東京の新ショールームでインタビューに応じた坂野弘太郎社長.「患者さんのために何をすべきか,をすべての判断基準にしたい」と語った.今回の一連の新たな取り組みも,“患者さんのため”を突き詰めた結果だという.
歯科器械グローバルトップブランドであるKaVoの日本法人カボデンタルシステムズジャパン(株)(坂野弘太郎社長)は,9月に新ショールームを東京(品川)・大阪(淀屋橋)に開設した.
 同社は2008年に城楠歯科商会から事業継承を受け,その伝統と信頼を継承しつつ,お客様との接点を強化するため営業サービス体制の見直しや社名変更,他社製品取り扱いの縮小などを実施してきた.さらに,同社では「高品質で革新的なKaVo製品を,お客様に安心かつ快適にご利用いただき,よりよい診療に貢献する」という使命をまっとうするため,新たな取り組みを始めた.
① アフターサービス改善のための取り組み
 トラブルを未然に防ぐ予防プログラムの推進,出張修理基本料金などサービス価格の改定,地域における部品在庫の充実,サービス要員の増員と研修の強化
② 現場活動を迅速化するための取り組み
 エリア担当制による営業とサービスの職住近接,IT機器導入による場所と時間にとらわれないモバイルワーク制度とフレックスタイム制度の導入,事務用オフィスの廃止(本社を除く)など
③ お客様向けインフラ,イベントの拡充
 東京(品川)と大阪(淀屋橋)に新ショールームを開設,札幌と仙台にサービスステーションの開設,製品フォローアップセミナーやユーザー会などKaVo既存ユーザー向けイベントの充実など
④ 東京と大阪における両本社制の導入
 新ショールームの開設とともに,東京(品川)・大阪(淀屋橋)の両本社体制を導入

 これからの超高齢社会に向けて,歯科医院への患者さんが増えると予測している同社では,高品質なKaVo製品を提供することで安心・安全な歯科医療を行うためのインフラ整備をサポートしていく.そのためにもお客様とディーラーの皆様との密なコミュニケーションを図るため,新ショールームの見学ならびにセミナールームの利用を呼びかけている.

新ショールームに併設されているセミナールーム(写真は東京).最大48名を収容でき,ユニットも備えているためチェアサイドでのデモンストレーションをしながら講演ができる.各種セミナーやスタディグループでの利用が可能. KaVo社のフラッグシップモデル「ESTETICA E80」.インプラントトルクコントロールモードを標準搭載し,マイクロスコープに対応するチェア動作が可能.完全自動の水消毒システムとバキューム洗浄システムも搭載している.

新製品の「ESTETICA E50」は,軽量・静音・高トルクのイントラLUX KL703LEDモーターを装備.また,スイングアームは90cm長ホースと2段階ロック機能を採用し,一段と使いやすくなっている.スタンダードプリコーションに最適な水消毒システムも採用. 従来のCT と比較して大きな撮影領域を有しながらも,低被曝線量を実現した「3D eXam」(左)と「3D eXam i」(右).パノラマ撮影機程度のスペースで設置が可能.撮影時間は標準で8.9秒と低ストレス.

■東京ショールーム
 〒140-0001
 東京都品川区北品川4-7-35
 御殿山トラストタワー15F
 Tel:03-6866-7480,Fax:03-6866-7481
■大阪ショールーム
 〒541-0043
 大阪市中央区高麗橋4丁目5-2
 高麗ウエストビル1F
 Tel:06-7711-0450,Fax:06-7711-0451


(2011.11.05)

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