平成21年度医療費の地域差分析

 
 厚生労働省は7月7日,①市町村国民健康保険(保険者数は1,723,被保険者数は自営業者や高齢者を中心に3,600万人余)と②後期高齢者医療制度(被保険者数1,360万人余)の平成21年度医療費につき地域差分析結果を発表した(表を参照).
 ①について,歯科の1人当たり実績医療費は全国平均2万2千円(医科の入院は10万8千円,同入院外は15万4千円)で,最も高いのは大阪府の2万6千円・地域差指数は1.215,低いのは沖縄県の1万5千円・同0.775だった.
 ②について,歯科の1人当たり実績医療費は全国平均2万7千円(同43万7千円,同40万5千円)で,最も高いのは同じく大阪府の4万3千円(同1.562),低いのは青森県の1万6千円(同0.571)であった.「地域差指数」とは,地域の1人当たり医療費について人口の年齢構成の相違による分を補正し,指数化(全国を1)したものである.
 なお,国民医療費はこれに組合健保や協会けんぽなどを加えたものとなる.


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(2011.07.14)

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