日歯連盟・髙木 新執行部がスタート

 
 


髙木会長(円内)は,「日歯と一緒になって,内側からだけでなく外側からみた歯科界が周りの環境変化にどのような形で対応していくか,ということがリアルタイムでわかるようなグランドデザインをつくりたい」と抱負を述べた.

日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は4月22日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において,髙木新執行部の初となる記者会見を開催した.
 冒頭,新役員24名の紹介が行われたが,村田憙信副理事長,高橋英登常任理事が留任,他22名は新任となった.
 挨拶に立った髙木会長は,「連盟の機能強化のためにも『戦略室』(仮称)を立ち上げ,日歯とはより有機的な連携を図りながら取り組んでいきたい」とし,難しい政局・時局の中で会員が一致団結しなければならない,という執行部の基本的な姿勢を示した.
 平成24年度の診療報酬・介護報酬の同時改定については,現段階では(震災の影響から)プラス改定を主張できるような状況ではないとし,改定率だけの問題でなく責任ある歯科医療を国民に提供する最低の担保だけはどこかでとらなければならない,との意向を明らかにした.今回の東日本大震災の被災地における仮設診療所等の整備については,一定の評価をしているが,予算の活用については現地の先生方とよく相談をして対応したい,との考えを示した.

(2011.05.02)

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