生歯槽骨の増加率,PPD減少量に有意差は認められなかった.術後2週後の創傷治癒スコアにおいてFGF-2を用いた群では有意に良好で,欠損形態を1,2壁性骨欠損に限局した場合,0.3%,0.4%FGF-2とβ-TCPを併用した群は,β-TCPのみを使用した群と比較して新生歯槽骨の増加率が有意に大きかったと報告されている35). また,リグロスのみを使用した群とリグロスとウシ由来異種骨を併用した群を比較した一連の無作為化比較試験の報告では,2年後の治療結果としてaaddaaddbbeebbeeccffccff日本歯科評論 増刊 83図13 リグロス+人工骨を用いたsingle flap approachの症例.60代の男性.Class 2 FI.術前の 6 頰側根分岐部病変Ⅱ度,PPD7mm,CAL7mm.術後1年10カ月経過,PPD3mm,CAL3mmに改善.a:術前.b~d:術中.e・f:術後1年10カ月.図14 エムドゲイン+異種骨を用いた症例.50代の女性.2,3壁性の骨欠損.術前の 3 口蓋側遠心のPPD8mm,CAL8mm.5年3カ月経過,PPD4mm,CAL5mmに改善.a:術前.b~d:術中.e・f:術後5年3カ月.
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