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写真でマスターする
顎関節症治療のための
スプリントのつくり方・つかい方



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編著/鱒見進一(九州歯科大学)
   皆木省吾(岡山大学大学院)

A4判・96頁・オールカラー(写真多数)・
定価(本体6,500円+税)
ISBN978-4-86432-000-9
2011年1月発刊

オクルーザルスプリントの正しいつくり方からつかい方までを1冊に網羅!
すべてのステップを写真で解説.目でみて理解できます!
わかりやすい説明で,初心者でも納得の解説!
世界で初めてまとめられた“スプリントだけ”の本!


 スプリントは,大きな侵襲を伴わずに多くの治療効果が望める“すぐれた治療用装置”として,顎関節症の初期治療で活用されています.中でも,スタビライゼーションスプリントは,咀嚼筋の過緊張の緩和などにすぐれた治療効果を発揮し,現在,最も幅広く応用されているスプリントです.しかしこれまで,スタビライゼーションスプリントのスタンダードな作製法や調整法について,体系的にまとめられたものは,ほとんどありませんでした.
 本書は,スタビライゼーションスプリントについて,その作製法,使用法,調整法から技工の要点といった基本事項を網羅し,臨床での手順に従って解説したものです.経験豊富な執筆陣が,すべてのステップを写真で示しながら,一歩一歩かみくだいて述べていますので,初心者にも理解しやすい構成となっております.
 スプリントに対する見方が180°変わる画期的な本です.ぜひご一読を!



内容目次

序章 顎関節症に対する初期治療としてのスタビライゼーションスプリント/皆木省吾・兒玉直紀

上顎型か? 下顎型か?
スプリントの外形
スプリントの使用期間
介入手法ガイドラインの紹介
介入手法ガイドライン
アンテリアガイダンスの種類と考え方
下顎位をどう決めるか
クラスプは必要?


●第 I 章 予備診査と印象採得/窪木拓男・前川賢治

筋症状の触診と結果の記録
関連痛とは?
その他の関連愁訴の記録
必要な画像記録
開口量の計測と記録
クリックの種類と記録方法
印象材の種類とトレーの選択
〈コラム〉VAS(Visual Analogue Scale)って何?


●第 II 章 下顎位,咬合採得と咬合器装着/藤澤政紀

咬合採得時の姿勢
咬合採得法(簡便法)
咬合採得法(精密法)
咬合器の種類
フェイスボウの種類と使用法
咬合器装着


●第 III 章 材料,技工指示と作製(上顎型)/鱒見進一・槙原絵理

材料別にみたスプリント作製法
一般的な上顎スプリント作製法


●第 IV 章 技工指示と作製(下顎型)/高津匡樹

下顎型スプリント――技工指示の要点とその意図


●第 V 章 スプリントの調整(歯列への適合)/佐久間重光・高津匡樹・坪井明人

歯列への適合法(上顎型スプリント)
歯列への適合法(下顎型スプリント)
適切な維持力の検査と調整法(上顎型クラスプ付与型スプリント)
スプリント内面が歯列に適合しない場合の対応
スプリントとその対合歯列との咬合関係に修正が必要な場合の対応


●第 VI 章 スプリントの調整(上顎型)/鱒見進一・槙原絵理

スプリントの調整
歯列の特殊条件への対応
 ・スピーの彎曲が強い場合
 ・犬歯の低位唇側転位の場合
 ・前歯部反対咬合の場合
 ・臼歯部鋏状咬合の場合
 ・咬合痛を伴う場合


●第 VII 章 スプリントの調整(下顎型)/坪井明人・高津匡樹

スプリントの咬合調整時の患者姿勢
咬合紙を用いた咬合接触部位の検出
シリコーンチェックバイトを用いた咬合接触部位の検出
下顎型スプリントに付与する咬合接触
下顎型スプリントに付与するアンテリアガイダンスの要点
調整時のバーの選択
どこをどのように削合するのか
さまざまな条件を持つ歯列への対応
〈コラム〉正しいタッピングをさせるには?


●第 VIII 章 経過観察と指導/船登雅彦・佐久間重光・成田紀之

装着時のカルテ記載
リコール時の調整
スプリントの咬耗について
スプリントの清掃・管理
専門機関への紹介の要点
診療情報提供書(1)
診療情報提供書(2)
診療情報提供書(3)


●第 IX 章 スプリント作製時の技工要点/松香芳三・太田圭二

咬合器の選択とフェイスボウの選択
スプリント外形の要点
加熱重合レジンによる作製の要点
光重合レジンによる作製の要点
流し込みレジンによる作製の要点
欠損歯列への対応
 ・上顎両側遊離端欠損症例の場合
 ・下顎片側遊離端欠損症例の場合



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