図30 下顎遊離端⽋損にIRPDを装着するのであれば,第⼀⼤⾅⻭相当部に⼤きな直径,⻑径のインプラントを咬合平⾯と垂直か,わずかに近⼼傾斜させて埋⼊することが推奨されている56,57).図31 インプラントと残存⽀台⻭を結んだ⽀台間⾯積ができるだけ⼤きく,シンメトリーとなるような埋⼊位置を選択する. 有限要素解析を用いた基礎的研究では,下顎遊離端欠損にIRPDを装着するのであれば,第一大臼歯相当部に大きな直径,長径のインプラントを咬合平面と垂直か,わずかに近心傾斜させて埋入することが推奨されている(図30)56,57).また,インプラントと残存支台歯を結んだ支台間面積ができるだけ大きく,シンメトリーとなるような埋入位置を選択する(図31)2,45,50). ただし,上顎洞との位置関係から上顎大臼歯部には十分な骨量が存在せず,審美的観点からクラスプを設置できない症例では,上顎洞前方の小臼歯部にインプラント Ⅲ アドバンスドテクニック 127インプラントパーシャルデンチャー2.インプラントの埋入位置5
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