野の本もと俊しゅん太た郎ろう図1 ₄₅へのCAD/CAM冠適用例.コンポジットレジンによる支台築造. a:レジン系築造材料の塡入.b:光照射.c:使用レジン「クリアフィルDCコアオートミックスONE」(クラレノリタケデンタル).図3 支台歯形成に使用する「ダイヤモンドポイントFG CAD/CAMプレパレーションキット」(松風). ハイブリッドレジンによるCAD/CAM冠(以下CAD/CAM冠)の保険適用は2014年に始まった.小臼歯への適用であり,当時は選択できるハイブリッドレジンブロックは■種類であった.その後2018年よりCAD/CAM冠用材料(Ⅰ)および(Ⅱ)が選択できるようになった(「CAD/CAM用レジンブロックの評価」の項を参照).CAD/CAM冠用材料(Ⅱ)は(Ⅰ)と比較して,物性条件がより高強度かつ低吸水が求められることから,普及まで■〜■年かかっているものの,2021年には小臼歯CAD/CAM冠用材料として主流となった.この傾向は今後さらに強まるものと考えられる. このような背景からも,CAD/CAM冠の最適応aaaa90 THE NIPPON Dental Review Separate Volume, 2023bbbbcc東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座図2 支台歯形成の実際.a:支台歯形成.b:支台歯形成終了後の状態.Ⅰ.小臼歯CAD/CAM冠の保険適用CAD/CAM冠の臨床例――その₁(小臼歯部)
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