内容紹介
う蝕・歯周病に続く歯科疾患としてとらえ直されつつある歯質の欠損“Tooth Wear”は,疾患として認識されにくいことから“隠れた疾患”とも言われ,その対応には,まず成因や病態を患者さんに対して適切に説明できることが大切である.従来から見られる咬耗や摩耗に加え,その新たな要因として挙げられる食生活の変化や胃食道逆流症による酸蝕の概要,臨床的な対応など,Tooth Wearについて多面的に取り上げる.