日本歯科評論8月号
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特別企画掲載予定PartⅠ 口腔機能低下を改めて考える(2023年8月号) ■.「口腔機能低下症」の発生から誕生そして………………………………………………水口俊介 ■.口腔機能低下症ブラッシュアップに関する議論   ……………………池邉一典・上田貴之・平野浩彦・古屋純一・岩崎正則・髙橋利士・水口俊介 ■.口腔機能低下と食と栄養……………………………………………………………………松尾浩一郎PartⅡ 口腔機能と関連する重要事項(2023年10月号) ■.口腔機能と健康リスク―機能低下時の対応と実践例………………………………………古屋純一 ■.口腔機能と認知機能(疫学研究より)………………………………………………………池邉一典 ■.認知症患者の口腔機能…………………………………………………………平野浩彦・枝広あや子PartⅢ 超高齢社会で口腔機能を今後どう考え,どう対応するか(2023年12月号) ■.口腔機能へ着目させた政策の意図とその問題点……………………………………………相田 潤 ■.超高齢者の口腔機能……………………………………………………………………………菊谷 武 ■.終末期のシーンから口腔機能の維持を考える………………………………………………阪口英夫*タイトル,執筆者は掲載時に変更となることがあります.2014年にオーラルフレイルについての概念が初出となり,2016年に日本老年歯科医学会から高齢期の口腔低下について学会見解論文が発表された.2018年には育成期の口腔機能発達不全症とともに口腔機能低下症が保険収載され,歯科医療が口腔機能に積極的に関与できる体制が整ったといえよう. この間,口腔機能に関する多くの研究が実施され,さらに口腔機能を評価する新しいデバイスも使用可能となっている.2022年には口腔機能低下症の対応年齢が65歳から50歳にまで引き下げられた.いわゆる“働き盛り”の頃から「口腔機能低下」は発生しているという報告に基づくものであり,これは議論されている国民皆歯科健診の根拠にもなりうるものだと考えている. 本特別企画では,歯科医師が理解しておかなければならない口腔機能低下について,さまざまな視点から解説するものであり,読者諸兄姉の深い理解を助けるものだと考えている.まずPartⅠでは,口腔機能低下症が提唱された背景や経緯,そして追加されたエビデンスに基づいたブラッシュアップの過程,さらに口腔機能が低下することによって最も影響を受け,全身の不健康につながる食と栄養にについて,解説させていただく.                              コーディネーター・水口俊介   口腔機能低下   への対応―予防から看取りまでPartⅠ 口腔機能低下を改めて考える

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