日本歯科評論9月号
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須す藤どう 享すすむ  ▶Contents: Ⅰ.歯根吸収の分類 ………………………………………………………… 本号掲載 Ⅱ.歯根吸収の要因 Ⅲ.歯根吸収の診断 Ⅳ.歯根吸収の治療 ………………………………………………………… 10月号掲載 Ⅴ.症例供覧   ▶Case ₁:外傷歯の炎症性吸収   ▶Case ₂: 歯根内部吸収およびその進展の結果と思われる …… 11月号掲載 医療法人くすのき 南光台歯科医院〒981-8003 宮城県仙台市泉区南光台2-15-2484 THE NIPPON Dental Review Vol.82 No.9(2022-9) 歯根吸収に遭遇する頻度は少ない.また,歯根吸収にはさまざまなタイプが存在し,発見されたタイミングによって吸収の進行度合いも異なる.稀なうえに病態が変化に富むため,いざ遭遇した際にどう対応すべきか困ることになる.もちろん何もかも治せるわけではなく,限界もある.まず,歯を保存できる状態なのか,またどのような処置が必要なのか,そして予後のリスクにはどういったものがあるのか,これらを分析できなければならない.また,分析結果を踏まえ,失敗や再発のリスクを説明し,患者とのコンセンサスを得ておくことも,重要である. 実際に歯根吸収の治療に取り組む前の参考としていただくため,本連載では,以下の■つの項目の解説と症例供覧を行っていく.   ▶Case ₃:歯頸部外部吸収   ▶Case ₄:炎症性吸収歯根外部吸収1.歯根吸収の分類,分析と診断―その病態と対応歯根吸収

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