萌出障害
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上顎5番の歯胚の捻転₃の歯胚位置異常と₅の90°捻転を改善した症例 歯胚の捻転11歳₃カ月の女児(パノラマエックス線写真のみ10歳11カ月).₃が萌出しているのにCの動揺がまったくなかったため,パノラマエックス線写真で確認したところ,₃はEricsonのセクター分類でセクター₃に相当する歯胚位置異常,また₅が萌出しているのにEの動揺もなく,₅の萌出遅延と歯胚の90°捻転が認められた.CTで確認したところ,₃歯胚は頬側にあることがわかった.11歳₃カ月.開窓術を行い,埋伏している₃にスーパーボンドでリンガルボタンを付け,再び埋伏しても引っかけられるように結紮線でループを作り,スレッドで牽引できるようにした.固定源はまだ残存しているCを使用した.   1137

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