EBMはじめの一歩
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SR/M89(ケースシリーズ/レポート)従来のエビデンスピラミッドSR/MARCTコホート研究症例対照研究症例報告図Ⅳ―1 研究デザインの信頼度は以前考えられていたほど単純ではない₁).(ケースシリーズ/レポート)変化するエビデンスピラミッドSR/MARCTコホート研究症例対照研究症例報告(ケースシリーズ/レポート)改訂されたエビデンスピラミッドRCTコホート研究症例対照研究症例報告Aa:Dr.ビギナー:境界が蛇行しています.また,SR/MAが分離しています.エビス先生:杜撰なRCTよりも,適正に行われたコホート研究のほうが信頼度が高いため,境界が入り組んでいます.また,SR/MAは過去の研究を統合した二次研究であるため,一次研究と同じ土俵で信頼度を評価するのは適切ではないという主張です.さらに,図Ⅳ―₁―cではSR/MAは全体を眺める虫眼鏡と表現されました.Dr.ビギナー:なるほど.RCT以外の研究に関しても十分な知識を習得し,情報の信頼度を吟味することが重要ですね!エビス先生:RCTはどのような点が優れていますか?Dr.ビギナー:患者をランダムに2群(治療群と対照群)に分けて比較検討するため,患者の背景リスクが群間で均等となり,治療・予防介入の影響のみを検討できる点が優れています.b:c: 治療介入効果の研究デザインは?

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