EBMはじめの一歩
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集団図Ⅰ―₃ ₂種類のエンドポイントを意識する.Intervention介入標」が代用エンドポイント(Surrogate Endpoint;SE)と呼ばれるものです(図Ⅰ―3).  私たちは治療の成功の可否を,しばしば代用エンドポイントを用いることで判断しています.仮に代用エンドポイントが良好な結果であっても,真のエンドポイントがそうでない場合もあります.根面被覆の術式において,結果が良好であっても,歯の生存予後が悪くなってしまえば適用には慎重にならないといけません.あくまでアウトカムで評価されているものは,代用エンドポイントであることが多く,その先には真のエンドポイントが隠されている可能性がある,ということを念頭に置く必要があります.が一致(近似)しているかを検討する.・時間軸や真のエンドポイントを考慮して,アウトカムを考える.例えば,深い垂直性の骨吸収に対して・TCE:歯が長持ちする・SE:ポケットが浅くなる代用エンドポイント真のエンドポイント文献を評価するときは,SEの裏にあるTCEを常に念頭に置くべき!!16本項のまとめ・疑問に関して,自分自身のPICOと得られた情報のPICOGroupSurrogateEndpointTrue ClinicalEndpoint「真のエンドポイント」と「代用エンドポイント」

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