CAD/CAM冠 CAD/CAMインレー
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二に瓶へい智とも太た郎ろう 2014年■月にCAD/CAM冠用レジンブロックを用いた小臼歯部に対するクラウンの処置が保険に導入されて,すでに■年近く臨床で使用されている.その後,2016年度には金属アレルギー患者対象という条件で大臼歯部にも適用され■),2018年度からは咬合支持が安定している(上下顎左右側第二大臼歯が揃っている)症例で下顎第一大臼歯にも適用範囲が拡大された.さらに,2020年■月より上顎第一大臼歯,2020年■月には前歯部にも適用拡大された.これで,ほぼ全歯種にわたりCAD/CAM冠用レジンブロックが保険適用されることになった.また,2022年■月よりCAD/CAMインレー修復も保険収載された.このように,CAD/CAM用レジンブロックの適用が拡大されるにつれて,レジンブロック自体の適用される歯種群のクラス分けが歯科材料組合の委員会により決められている. 本項では,CAD/CAM用レジンブロックの分類と基礎的な評価について述べたい. 当初,CAD/CAM用レジンブロックは,医薬品・医療機器等法で一般名称が「歯科切削加工用レジン材料」として承認または認証されていること,シリカ微粉末とそれを除いた無機フィラーの■種類のフィラーの合計が60%以上であり,重合開始剤として過酸化物を用い加熱重合により作製されたものとされていた■). その後,先進医療「歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴」が保険に導入され,特定保険医療材料として「CAD/CAM冠材料」が設定されたが,その定義に関する規定がJISおよびISO規格にも具体的に制定されておらず,日本歯科材料工業協同組合の技術委員会・歯科材料問題検討委員会が合同で設置したCAD/CAM冠規格基準ワーキンググループによって歯科医療の安心,安全の考えに基づき,「CAD/CAM冠用歯科切削加工用レジン材料に関する規格案」を基に,CAD/CAM冠団体規格作成ワーキンググループにより作成され,日本歯科材料工業協同組合の理事会で審議および承認後,発行された.一般的性質として以下の■つの項目が要求されてい28 THE NIPPON Dental Review Separate Volume, 2023神奈川歯科大学 歯学部 臨床科学系 歯科診療支援学講座 クリニカル・バイオマテリアル学分野 教授神奈川歯科大学 附属病院 先進歯科診療センター デジタル歯科診療科 教授関東学院大学 総合研究推進機構 材料・表面工学研究所 客員教授はじめにⅠ.CAD/CAM用レジンブロックの機能区分別の流れCAD/CAM用レジンブロックの評価

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